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	<title>遊び場</title>
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	<description>声劇セリフなど置いてあります</description>
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		<title>5.レビューされる七不思議</title>

		<description>【登場人物】  
・花子さん：ノリ重視、…</description>
		<content:encoded>
			<![CDATA[ 【登場人物】  
・花子さん：ノリ重視、評価が気になるタイプ  
・音楽室の肖像画：プライド高い、評価に厳格  

---

【SE：放課後の音楽室／静けさ】

花子：ねぇ……見てこれ。

肖像画：なんだ。

花子：七不思議、レビューされてる。

肖像画：……は？

花子：ほらこのサイト。「学校の怪談レビューまとめ」だって。

肖像画：レビュー……だと？

花子：★で評価ついてるの。ほらほら。

肖像画：見せろ。

【少し間】

肖像画：……「トイレの花子さん　★4.2」……悪くないな。

花子：でしょ？けっこう高くない？

肖像画：コメントは？

花子：「出てきてくれる確率が高い」「初心者にもおすすめ」だって。

肖像画：観光地か何かか。

花子：あ、でも——

肖像画：なんだ。

花子：「たまに対応が雑」って書かれてる。

肖像画：……。

花子：いやこれは誤解よ！？忙しい時もあるし！

肖像画：怪異に“忙しい”は言い訳だ。

花子：厳しっ！

肖像画：……私のは？

花子：えっと……あ、あった。

肖像画：読み上げろ。

花子：……「音楽室の肖像画　★2.1」

肖像画：低いな。

花子：コメントが……

肖像画：読め。

花子：「動かない」「変化がない」「正直ただの絵」

肖像画：ただの絵ではない！！

花子：落ち着いて！

肖像画：理解のない大衆め……！

花子：あ、追い打ち来てる。

肖像画：まだあるのか。

花子：「映えない」

肖像画：……。

花子：……これは効くやつね。

肖像画：芸術を“映え”で測るな！！

【少し間】

花子：でもさ、このままだと評価上がらないよ？

肖像画：……どうしろと。

花子：ちょっとくらい動くとか？

肖像画：安売りはしない。

花子：じゃあ音出すとか。

肖像画：品がない。

花子：えぇ〜……。

【SE：遠くで足音】

女子生徒の声：ねぇここ、評価低いやつだよね？

別の声：そうそう、つまんないって書いてあった。

肖像画：……。

花子：チャンスじゃない？

肖像画：……やるしかないか。

花子：え、やるの？

肖像画：一度だけだ。

【SE：ドアが開く】

女子生徒：とりあえず写真撮る？

別の声：うん。

【SE：シャッター音】

【SE：ギィ……（絵がわずかに動く音）】

女子生徒：……え？

別の声：今、動かなかった？

【SE：ピアノの単音「ポーン…」】

女子生徒：きゃっ！なにこれ！

【SE：絵の中の人物がゆっくりこちらを見る気配】

女子生徒：やばいって！！！！

【SE：走り去る音】

【静寂】

花子：……やったじゃん。

肖像画：……ふん。

花子：これは評価上がるでしょ。

肖像画：当然だ。

【SE：スマホ通知音（遠く）】

女子生徒の声：レビュー更新されてる！

別の声：はやっ！

花子：お、きたきた。

肖像画：見せろ。

【少し間】

花子：……あれ？

肖像画：どうした。

花子：★……1.8になってる。

肖像画：下がっているが？

花子：コメント読むね。

肖像画：読め。

花子：「急にガチで怖くなった」「求めてたのと違う」

肖像画：……。

花子：「前のゆるい感じの方がよかった」

肖像画：……。

花子：「初心者にはおすすめできない」

肖像画：……。

【長めの間】

花子：……どうする？

肖像画：……戻す。

花子：早い判断。

肖像画：大衆は“ちょうどいい怖さ”しか求めていない。

花子：難しいわねぇ。

---

【オチ後】

【SE：数日後の静かな音楽室】

花子：あ、評価戻ってる。

肖像画：いくつだ。

花子：★2.5。

肖像画：……微増か。

花子：コメントがね。

肖像画：読め。

花子：「なんかたまに気配あるのがちょうどいい」

肖像画：……。

花子：「前より好き」

肖像画：……。

花子：ね、“ちょうどいい”だって。

肖像画：……芸術とは何だ。

花子：考えすぎよ。

【SE：小さくピアノが鳴る「ポーン」】

花子：あ、今のいい感じ。

肖像画：……これくらいでいいか。

【フェードアウト】 ]]>
		</content:encoded>
		<dc:subject>-</dc:subject>
		
		<dc:date>2026-03-18T16:34:22+09:00</dc:date>
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	</item>
	<item rdf:about="https://yuzuri.novel.wox.cc/entry4.html">
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		<title>4.バズる怪異の作り方</title>

		<description>【登場人物】  
・花子さん：ノリ重視、…</description>
		<content:encoded>
			<![CDATA[ 【登場人物】  
・花子さん：ノリ重視、バズに興味津々  
・人体模型：理屈派、データ厨気味  

---

【SE：放課後の廊下／静けさ】

花子：ねぇ、バズりたい。

人体模型：唐突だね。

花子：だってさっきの写真、めっちゃ伸びてたのよ！？  
　　　私ももっとちゃんとやれば——

人体模型：分析しようか。

花子：出た、分析。

人体模型：バズには再現性がある。偶然ではない。

花子：ほんとぉ？

人体模型：まず要素を分解する。  
　　　　　「わかりやすさ」「意外性」「共有したくなる恐怖」

花子：最後ちょっと怖いわね。

人体模型：怪異だからね。

花子：で、どうすればいいの？

人体模型：まず“わかりやすさ”。  
　　　　　君はトイレの花子さん。これは強い。

花子：でしょでしょ。

人体模型：次に“意外性”。  
　　　　　普段と違う行動をする。

花子：例えば？

人体模型：……自撮りする花子。

花子：いやそれはちょっと。

人体模型：では“共有したくなる恐怖”。  
　　　　　誰でも真似できる行動にする。

花子：あ〜、やりたくなっちゃうやつね。

人体模型：そう。「3回ノックすると——」の強化版だ。

花子：もうあるじゃないそれ。

人体模型：だから“追加要素”を入れる。

花子：追加要素？

人体模型：……「3回ノックして、名前を呼ぶと——」

花子：うんうん。

人体模型：「既読がつく」

花子：え。

人体模型：スマホに。

花子：いや怖っ！！

人体模型：現代的だろう？

花子：嫌すぎるでしょそれ！

人体模型：だが拡散される。

花子：確かに話題にはなるけど！

【SE：遠くから女子生徒の声】

女子生徒の声：ねぇこの噂知ってる？  
　　　　　　　トイレで3回ノックして名前呼ぶと既読つくんだって！

花子：はやっ！？

人体模型：仕事が早いね、現代。

女子生徒：やってみよ！

花子：ちょっと待って準備が——

【SE：トントントン】

女子生徒：花子さーん！

【SE：スマホの通知音「ピコン」】

女子生徒：え、きた！既読ついた！！

別の声：うそでしょ！？

【SE：ざわざわ→走り去る】

【静寂】

花子：……今の、どうやったの？

人体模型：事前に通知音を連動させておいた。

花子：なにそれ用意周到。

人体模型：これで拡散される。

花子：……でもさ。

人体模型：なんだい。

花子：既読つくだけって、ちょっと地味じゃない？

人体模型：……。

花子：返信とか来ないの？

人体模型：そこまでやると労働量が増える。

花子：ブラックじゃん。

人体模型：怪異も働き方改革が必要だ。

花子：いやそこで現実的になるな。

【SE：スマホ通知音（遠く）】

女子生徒の声：え、返信きた人いるらしいよ！？

別の声：こわっ！？

花子：え？

人体模型：……。

花子：ねぇ、今の設定にないよね？

人体模型：ないね。

花子：じゃあ誰が返信してんの？

人体模型：……さぁ。

【少し間】

花子：……ねぇこれ、バズってる場合じゃなくない？

人体模型：うん。

---

【オチ後】

【SE：トントントン】

声：花子さん。

【SE：スマホ通知音「ピコン」】

花子：……どうする？

人体模型：返信、する？

花子：……やめとこ。

【SE：もう一度通知音「ピコン」】

花子：勝手に会話進んでない！？

【フェードアウト】 ]]>
		</content:encoded>
		<dc:subject>-</dc:subject>
		
		<dc:date>2026-03-18T16:33:07+09:00</dc:date>
		<dc:creator></dc:creator>
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		<title>3.写真に写りたい</title>

		<description>【登場人物】  
・花子さん：ミーハー気…</description>
		<content:encoded>
			<![CDATA[ 【登場人物】  
・花子さん：ミーハー気質、ノリ重視  
・音楽室の肖像画：プライド高め、芸術至上主義  

---

【SE：放課後の音楽室／静かな空間／時計の針の音】

花子：ねぇねぇ、最近さ。

肖像画：……なんだ。

花子：心霊写真、流行ってるらしいわよ。

肖像画：ほう。

花子：スマホで撮って、「なんか写ってる！」ってSNSに上げるの。

肖像画：軽薄だな。

花子：でもバズるのよ？

肖像画：バズる、か……。

【少し間】

肖像画：……で？

花子：え？

肖像画：君は、写りたいのか？

花子：そりゃ写りたいでしょ！  
　　　せっかく存在してるんだし！

肖像画：動機が俗だな。

花子：いいじゃない別に！  
　　　そっちはどうなのよ？

肖像画：私は“作品として”写りたい。

花子：作品？

肖像画：構図、光、陰影……すべてが調和した一枚。  
　　　　　見る者に“違和感”ではなく“完成度”を感じさせる。

花子：あ〜めんどくさいタイプだ。

肖像画：芸術だと言え。

花子：心霊写真に芸術求めてどうすんのよ。

肖像画：中途半端が一番よくない。

花子：私はとりあえず写ればいい派！

肖像画：だから君は雑なんだ。

花子：雑じゃない、柔軟なの！

【SE：遠くから足音】

花子：あ、来た来た！

肖像画：……来るな。

花子：チャンスじゃない！

【SE：ガラッと音楽室のドア】

女子生徒の声：ねぇここ、出るらしいよ。

別の声：え〜ほんとに？

女子生徒：写真撮ってみよ！

【SE：スマホのカメラ起動音】

花子：（小声）どうする！？どうする！？

肖像画：（小声）落ち着け。まず光源を——

花子：（小声）そんな時間ないって！

肖像画：（小声）ではせめて角度を——

花子：（小声）もう撮るって！

【SE：シャッター音】

【一瞬の静寂】

女子生徒：……え、なんか写ってない？

別の声：うそ、どこどこ！？

女子生徒：ほらここ、なんか白いの！

別の声：きゃー！やばいって！

【SE：バタバタと走り去る音】

【静寂】

花子：……よしっ！

肖像画：……今のは、なんだ。

花子：え？

肖像画：あの白い“もや”のようなもの。

花子：あ、それ私。

肖像画：君か。

花子：とりあえず端っこにフワッて出といた！

肖像画：……雑だな。

花子：写ったでしょ？

肖像画：私は？

花子：え？

肖像画：私は写っていたか？

花子：……たぶん写ってない。

肖像画：なぜだ。

花子：動かないし、ただの絵だし。

肖像画：ただの絵ではない！！

【少し間】

肖像画：完璧な構図を用意していたのに……

花子：準備してたの！？

肖像画：当然だ。あのピアノとの配置、窓からの光、  
　　　　　すべて計算済みだった。

花子：いや誰もそこ見てないって。

肖像画：なぜだ！！

花子：心霊写真にそこまで求めてないのよ！

【SE：スマホの通知音（遠く）】

女子生徒の声（遠く）：やば、もういいねついてる！

別の声：はやっ！

花子：あ、もう上げてる。

肖像画：見せろ。

花子：えっと……これね。

【少し間】

肖像画：……なんだこの構図は。

花子：ほらここ、私いるでしょ？

肖像画：ピンボケではないか。

花子：え。

肖像画：しかも指が少し写り込んでいる。  
　　　　　フレーミングも雑だ。

花子：うそでしょ。

肖像画：だが——

花子：だが？

肖像画：いいねの数は……多いな。

花子：でしょ！？

肖像画：……解せぬ。

花子：世の中そんなもんよ！

肖像画：芸術とは……。

【少し間】

---

【オチ後】

肖像画：……次は、私も写る。

花子：お、やる気出た？

肖像画：完璧な一枚で、評価を覆す。

花子：いいじゃない。じゃあ次もチャンス待ちね。

【SE：遠くで足音】

女子生徒の声：さっきの、もう一回撮ろうよ！

花子：来た！

肖像画：よし……今度こそ——

【SE：シャッター音】

【間】

女子生徒の声：……あれ？今度なにも写ってなくない？

別の声：さっきの方がよかったね〜。

【足音去る】

【静寂】

花子：……ねぇ。

肖像画：……なんだ。

花子：完璧すぎて、逆に気づかれなかったんじゃない？

肖像画：……それはそれで、腹立たしいな。

【フェードアウト】 ]]>
		</content:encoded>
		<dc:subject>-</dc:subject>
		
		<dc:date>2026-03-18T16:32:36+09:00</dc:date>
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		<link>https://yuzuri.novel.wox.cc/entry2.html</link>
		
				
		<title>2.放課後の掃除当番</title>

		<description>【登場人物】  
・花子さん：明るく世話…</description>
		<content:encoded>
			<![CDATA[ 【登場人物】  
・花子さん：明るく世話焼き、生活力が高い  
・骨格標本：ポジティブで軽いノリ、ちょっと雑  

---

【SE：放課後の校内／静かな廊下／遠くの部活の音】

【SE：ほうきで掃く音 シャッシャッ】

花子：はい、そこホコリ残ってる！

骨格標本：えぇ〜？ ちゃんとやってるって〜。

【SE：カタカタ…（骨が動く音）】

花子：全然ちゃんとじゃない！  
　　　関節のとこ、めっちゃ詰まってるじゃないの！

骨格標本：あーそこね。構造上しょうがなくない？

花子：しょうがなくない！  
　　　ほら、腕上げて。……はい、ここ！

【SE：ポンポンと払う音】

骨格標本：おお〜軽くなった。可動域ひろがったわ。

花子：でしょ？ 日々のメンテナンスが大事なのよ。

骨格標本：さすがトイレ担当、掃除ガチ勢。

花子：トイレ舐めないでくれる？  
　　　あそこ、学校で一番“差が出る場所”なんだから。

骨格標本：なんの差だよ。

花子：使う人の“心の余裕”。

骨格標本：深いようでよくわかんないな。

【少し間】

骨格標本：でもさぁ、なんで俺ら掃除してんの？

花子：え？

骨格標本：いやだって、誰も見てないじゃん。  
　　　　　人間がやる仕事でしょ、これ。

花子：……まぁ、そうだけど。

骨格標本：俺ら怪異だよ？  
　　　　　もっとこう、怖がらせるとかさ。

花子：怖がらせたあと、床ベタベタのまま帰るの？

骨格標本：あ……それはちょっとやだ。

花子：でしょ？  
　　　自分の“現場”くらい綺麗にしときなさいよ。

骨格標本：現場って言うなよ、職人みたいでかっこいいじゃん。

花子：かっこいいでしょ。

骨格標本：認めるんだ。

【SE：バケツの水音】

花子：はい、モップ。

骨格標本：え〜まだやるの〜？

花子：床は最後に水拭き！基本でしょ！

骨格標本：俺、骨だから水分いらないんだけど。

花子：床がいるの！

【SE：モップがけの音】

骨格標本：……なんかさ。

花子：なによ。

骨格標本：俺らが掃除してるって、人間知らないんだよな。

花子：知らなくていいのよ、別に。

骨格標本：ちょっとくらい褒められてもよくない？

花子：……ふふ。

骨格標本：なに笑ってんの。

花子：明日さ、来てみなさいよ。

骨格標本：？

花子：きっと誰かが言うわよ。  
　　　「今日なんか綺麗じゃない？」って。

骨格標本：……それ、俺らのおかげ？

花子：そうよ。

骨格標本：でも俺らのことは知らない。

花子：うん。

骨格標本：……なんかそれ、いいな。

花子：でしょ？

【少し間】

【SE：遠くで足音（人が近づく）】

花子：あ、来る！

骨格標本：やば、戻るか！

【SE：ガタガタッ（元の位置に戻る）】

【静寂】

【SE：教室のドアが開く音】

女子生徒の声：あれ？なんか床きれいじゃない？

別の声：ほんとだ〜。誰かやったのかな？

女子生徒：ラッキー、じゃあ早く帰ろ！

【足音去る】

【静寂】

骨格標本：（小声）……聞いた？

花子：（小声）聞いた。

骨格標本：（小声）ラッキーだって。

花子：（小声）ふふ、そういうことよ。

---

【オチ後】

骨格標本：……なぁ花子。

花子：なに？

骨格標本：明日もやる？

花子：当たり前でしょ。  
　　　次は理科室もやるわよ。

骨格標本：え、範囲広がってない？

花子：ついでに音楽室もね。

骨格標本：ブラックじゃんこの職場！

花子：文句言わないの。はいモップ持って。

骨格標本：はいはい……って、俺ずっと働いてない？

花子：気のせいよ。

【SE：再びモップがけの音／フェードアウト】 ]]>
		</content:encoded>
		<dc:subject>-</dc:subject>
		
		<dc:date>2026-03-18T16:28:27+09:00</dc:date>
		<dc:creator></dc:creator>
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	</item>
	<item rdf:about="https://yuzuri.novel.wox.cc/entry1.html">
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		<title>1.花子さん、噂に振り回される</title>

		<description>【登場人物】  
・花子さん：明るく世話…</description>
		<content:encoded>
			<![CDATA[ 【登場人物】  
・花子さん：明るく世話焼き、ちょっとミーハー  
・人体模型：几帳面で理屈っぽいが少しズレてる  

---

【SE：学校の放課後の静けさ／遠くの部活の声】

花子：はぁ〜……

【SE：トイレの水がコポ…と鳴る】

人体模型：……ため息が湿っているね。さすがトイレ在住。

花子：うるさいわね。っていうか今の褒めてないでしょ。

人体模型：事実の指摘だよ。それより、どうしたんだい？

花子：ねぇ聞いてよ。最近の子たち、全然来ないの。

人体模型：来ない？　君、呼ばれて出ていくタイプの怪異だろう？

花子：そうよ！「トントントン」って3回ノックしてくれないと始まらないのにさ！

人体模型：ふむ……供給不足だね。

花子：それがね、どうも“5回ノック”って噂が広まってるらしくて。

人体模型：5回？

花子：そう！「トントントントントン」って！

人体模型：……多いな。

花子：でしょ！？ 5回も叩かれても私、契約外だから出られないのよ！

人体模型：契約なんだ。

花子：暗黙のルールよ！3回って決まってるの！  
　　　それを勝手に改変されても困るのよ！

人体模型：なるほど。仕様変更に現場が追いついていない、と。

花子：ほんとそれ！アップデートするなら事前に言ってほしいわ！

人体模型：じゃあ、5回でも出ればいいんじゃないか？

花子：軽く言うけどね！？  
　　　そういうの崩すと“ブレる”のよ、怪異として！

人体模型：ブレるとどうなるんだい？

花子：……なんかこう、怖さが半端になるの。

人体模型：ああ、ブランドイメージの毀損か。

花子：そうそれ！って誰がブランドよ！

【少し間】

人体模型：しかし、このままだと君、暇なんじゃないか？

花子：……暇よ。めちゃくちゃ暇。

人体模型：じゃあさ。

花子：なによ。

人体模型：理科室に来るかい？

花子：え？

人体模型：最近「夜中に人体模型が動く」って噂、結構来てるんだ。  
　　　　　ノックとか関係ないし。

花子：え、なにそれずるい。

人体模型：手伝ってくれれば、出演機会を分けてあげてもいい。

花子：出演って言い方やめて。

【SE：足音（花子が移動する気配）】

花子：……まぁ、ちょっとだけよ？

人体模型：ようこそ理科室へ。

【SE：ガラッと扉】

【間】

女子生徒の声（遠く）：ねぇねぇ、ほんとに動くのかな？

別の声：やってみよ！せーの！

【SE：コツ…コツ…（骨が動く音）】

人体模型：（小声）来た。

花子：（小声）いい？私どうすればいいの？

人体模型：（小声）とりあえず立ってれば怖いよ。

【SE：悲鳴「きゃーー！！」→走り去る足音】

【静寂】

花子：……すご。

人体模型：ふふん。どうだい。

花子：めっちゃ呼ばれてるじゃない。

人体模型：まあね。

花子：……私、一言も喋ってないんだけど。

人体模型：うん。

花子：……ねぇ。

人体模型：なんだい？

花子：私、いらなくない？

人体模型：うん。

【間】

花子：ちょっとは否定しなさいよ！！

---

【オチ後・小さく】

花子：……やっぱりトイレ帰る。

人体模型：そうした方がいいね。君は3回ノックの方が似合ってるよ。

花子：……次はちゃんと3回で来てよね。

【SE：遠くで「トントントントントン…」】

花子：だから5回は違うってばーーー！！

【フェードアウト】 ]]>
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